第2回Lifo関西ミーティングでは2009年3月28日(土) 午後より大阪府立国際児童文学館へ行ってきました!

大阪府立国際児童文学館の紹介と当日のスナップショット、参加者3名による探訪記を紹介いたします!

目次

国際児童文学館探訪記

芸術は爆発だー!池です
ところでこのオレンジ色のオブジェは何?謎が謎を呼ぶ大陶器市

大阪府立国際児童文学館って?

今、何かと話題のこの施設。
図書館とは違った「文学館」としてのカラーを打ち出し、貴重な資料の保存に取り組んでいます。

蔵書について

  • 約70万冊
    児童書や関連書籍、絵本、漫画本/雑誌、紙芝居など
    出版社から年間約2万冊寄贈される。(自発的協力により成り立つ。)
  • 保存に際しては可能な限り刊行時の状態のまま保管することを最優先。
    装備しない(バーコード貼付なし 製本なし)/付録、帯、しおり、挟み込みチラシ等を残す

3人の遠足参加記

国際児童文学館見学会に行ってきました!by wasami

遠足の主目的

なつかしの本に出会おう 〜国際児童文学館見学ツアーに参加
一般の方に混じって、参加しました。
本来は、大人用・子ども用とあるそうですが、 全体の参加者が8名でしたので、合同ツアーという形になりました。
館内ツアーというよりは、閉架書庫を巡って、随時解説を聞く。というスタイルです。

現府政への対策なのか、
明治期の児童書(貴重書扱い)、捨てられがちな雑誌の付録、
一点物の紙芝居、グリコ絵本などの一般的には流通しない出版物、
マンガ雑誌&コミックス、キンダーブック、
外国の絵本・日本から輸出され翻訳されたもの など、
どれも「図書館とは違う、【文学館】としての個性を出した収集結果なのだ。」という言葉を挟みつつの収蔵資料を紹介でした。

私とsdさんは、書庫内での資料の配架方法などにも目が行ってしまい、普通の方とは違う楽しみ方が、不審者?のようでした。(笑)

書庫内の資料は、すべて受入順に配架されているので、
「参加者の誕生日を聞き、その日の登録本を見せる。」という、小粋な演出がさらっと行われて、お洒落な感じでした。
(派生:誕生日や記念日のプレゼントのネタとしていかがでしょう。)

所要時間は、45分程度ということでしたが、結局、1時間ほど案内して下さいました。
あっという間の楽しさでしたよ!

全体を見て

子どもさんだけでなく、大人の利用(調査・研究)に活用されていて、ちょっとびっくりしました。
土曜日ということもあり、大変にぎわっていた感がありました。

また、司書の方の言葉からは、本当に資料を大切に思っていることが伝わり、
「資料の保存・運用がきちんとできているこの場を、なぜ廃止にしなければならないのか。」と思うと、大変心が痛みました。

webコンテンツ

子どもの本の情報センターという位置づけで、通常仕様のOPAC以外に
本の海大冒険」インターネットを利用した子ども向け図書検索システム
子どもの本 いま・むかし」:子どもの本のデジタル・ミュージアム
などが用意されており、あまりの充実っぷりに、目を見張ります。

おまけ

ほとんどの資料が閉架書庫にあるため、利用したい場合は出納が必要なのですが、
せっかくなので、それも体験し、即席:wasamiの絵本読み語り?と称して、ちょっとした、朗読会を。
(意外な姿。とみなさまに言われてしまいました。ふふふ。)
ちなみに読んだ本は、
はらぺこあおむし」 エリック・カール 偕成社 1976年
しろいうさぎとくろいうさぎ」 ガース・ウイリアムズ 福音館書店 1965年

これぞ、王道!?

おまけ その2

当日は、隣接施設である国立民族学博物館も見学しました。
みんぱくでは、kjさんのステキな解説を聞きつつ、常設展&特別展を鑑賞。
のんびりしすぎたせいか、最後は駆け足になってしまい、次回また行きたい場所となってしまいました。
思いのほか、たくさんの収蔵品があるので、みんぱくだけでも、一日楽しめる場所ではないでしょうか。

オススメポイント!

実際に文学館に足を運ばなくても、ホームページも充実しています。
特にキャベツくんとぶたやまさんのほんナビきっずは衝撃を受けます!

見学ツアーに参加して by sd

大陶器市で物色、さらには文学館で「おおきなポケット」を読んでいたら、
2時間が…というハプニングを起こしながらも、見学ツアーに参加してきました。
ツアーの途中、一緒に参加していた男の子に自分と同じ時に生まれた本を
文学館の方が紹介されていたのが素敵でした。
子どもが生まれた時にその子の名前が入った絵本をプレゼントできるサービスもありますが、
同い年の本がわかる!というサービスがあったら面白いかも。

ツアーのあとにWさんに絵本を読んでいただきました(見てるのは大人2名・笑)。
絵本を読んでもらって感動するという体験を15年ぶりぐらいに味わいました。
最近の朗読は、読み手の解釈で感情を込めたりすることはよしとされないそうですね。子どもに解釈を強要することになるというのがその理由だそうです。
普段の仕事の中で忘れていた図書館員の一面を思い出した新鮮な一日でした。

児童文学館、3月28日(土)の「周縁」 by kj

一応の政治的決着をみて、もはや渦中という感も失われつつある
大阪国際児童文学館の見学に参加。
児童文学館は万博記念公園内にある。
太陽の塔。「古くさい」という言葉と
未だ無縁の岡本太郎の造形に圧倒されながら、
わりと若めの図書館員たちと待ち合わせている
国立民族学博物館へと向かう。

先に到着していたわりと若めの図書館員一人目と対面。
聞くところによると、どうやら参加人数に変更があったらしい。
さらに待ち合わせているはずの●▲*%■さんが現れない・・・。
とりあえずみんぱくの常設展を見流しつつ、時を過ごす。

久しぶりにみんぱくに来た。
入り口付近においてあったどこかの地域の「エビ型棺桶」に興味をそそられた。
ウルトラ怪獣に出てきそうなピンクと緑のエビに
死後収められるとは極めてアヴァンギャルド。
キャプションを読むと、生前の職能によって造形が決まるということだ。
さて、自分ならどんな棺桶に入るのが相応しいかを考えた。
僕は正確には図書館員ではないけれど、
本の収集家としては「本型棺桶」、これに限ると決す。
まるでアーティストブックのようにくりぬかれたページの中に横たわり、
焚書のように荼毘に付されるのはどうだろう。
それぞれのページに自分の人となりが書いてあったりして・・・。
死に方のデザイン、昨年あたりから気になっているテーマではある。

そういえば、お昼時には図書館ウェディングの話題で盛り上がった。
たしか結婚式に相応しいブックセレクトの話の流れだった。
他愛ないおしゃべりだったけど、
チャペル併設の図書館は全国の図書館員&本好きの
あこがれの結婚式場として名をはせる、そんな「夢」が今の図書館には必要かも。
結婚式の待ち時間、友達が来ていないと所在ないものだが、
図書館なら本が一杯だから安心だ。
気弱なあなたにこそ勧めたい、ライブラリーウェディング。
結婚式に図書館員の知を活用しよう。

無駄話はさておいて、ランチの後は特別展
「千家十職×みんぱく 茶の湯のものづくりと世界のわざ」を観る。
代々、千家に茶道具を供してきた名門十家の当代が、
みんぱくが保有する世界の民族資料を
クリエイティブ・リソース(創作の源)としてセレクト、
それを参照して作品に落とし込むという内容。
民族学資料の使い方、そして博物館の存在意義を
可視化した展覧会と言え、非常に面白かった。

みんぱくでいささか時間を使いすぎてしまった感はあるが、
いよいよ国際児童文学館に移動。
15:00開始の館内ツアーに参加する。
書庫に眠るのはまさにお宝。
明治期から現代まで、蔵書が年代順に並べられている。
ブックデザインの分野でも戦前期の凝った造本というのは
マニア垂涎のアイテムであるが、保存状態も悪くなさそうだ。
文学に限らず児童文化そのものに目を配った収集。
資料群を使って児童文学ないし児童文化の歴史が俯瞰できてしまう、
貴重なアートアーカイブだ。
読み物としても、オブジェとしても魅力のある資料たち。
仮に場所が変わっても、大切にされるべきモノであることに
変わりはないと確信できたことが今回の収穫となった。

おまけ:
この日、僕はブックトークの師匠にも出会ったのでした。


添付ファイル: filejibunkan4.jpg 463件 [詳細] filejibunkan3.jpg 441件 [詳細] filejibunkan1.jpg 500件 [詳細] filejibunkan2.jpg 483件 [詳細]

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Last-modified: 2017-12-29 (金) 12:15:55 (117d)