エル・ライブラリーに迫る!(かもしれない) †
遠足としては2回目になる今回は、大阪産業労働資料館を見学してきました。
参加者 †
- Lifo関西チーム(いしどう、すえだ、みつもり)+ながや+ゲスト2名(ありがとうございました!)
大阪産業労働資料館 エル・ライブラリーって? †
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廊下にも資料が! | 知ってるタイトルがあるとなぜか嬉しい |
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入ってすぐの閲覧席 | そしてとにかくたくさんの資料(これは別棟の書庫です) |
大阪産業労働資料館 エル・ライブラリーは労働組合・企業・市民団体の史料を収集・保存する資料館であり、専門図書館です。
また、労務管理情報・賃金データなども収集されています。
設立母体となっている財団法人大阪社会運動協会は、
1978年以来『大阪社会労働運動史』の編纂のための資料を収集、整理、保存してきました。
エル・ライブラリーはその資料室を引き継いでいます。
設立の経過等は、谷合佳代子館長執筆の以下の記事もご参考下さい。
図書館雑誌 2009.4 103(4) P.243
小規模図書館奮戦記 その148
働く人々の歴史を未来に伝える図書館「エル・ライブラリー」−開館4ヶ月を過ぎて−
蔵書数(2008年10月現在) †
- 図書 約6万冊
- 新聞・雑誌 3,000タイトル(6万冊)
- ビデオ・録音テープ 700本、
- その他資料 記章、鉢巻、花瓶、旗、看板、帽子など
資料のほとんどは、個人及び各団体からの寄贈です。
第80回大阪地方メーデー記念「働く人々の歴史展」 †
第80回メーデー記念「働く人々の歴史展」
展示物の一覧や当日の様子が、エル・ライブラリーのWebサイトで公開されています。
一本道にもかかわらずなぜか迷いつつ、無事に到着したエル・大阪。まずは展示の見学でした。
期間途中から投入された資料もあり、最終日にお邪魔させていただいてラッキーな結果になりました。
展示会開始前からエル・ライブラリーのブログでも公開されており、当日は、「これはブログに載っていたアレ!」と見つけるのも楽しかったです。
個人的に一番のインパクトは、郵便屋さんの昔の制服です。
ソデが「〒」のマークになっていたのが妙に面白かったので。
旗はやはり目を引きましたし、最近取り上げられることの多い非正規雇用関係は、自分もそうなので他人事ではありません・・・。
見ているだけでは、古いものほど今の時代につながっている実感が薄くなるのですが、
谷合館長から展示品一つ一つの由来をお聞きするたびに、
どんな時代・どんな環境であっても、働いて(≒生きて)いる人がいたんだと感じることが出来ました。
(みつもり)
専門分野ではないので、「これは何だろう??」といった展示物が多かったのですが、
面白・詳しくお話していただいたおかげで、大変楽しい時間を過ごすことができました。
「働く」という事について、じっくり考える機会が持て、勉強になりました。
色鮮やかな労働組合旗、メーデーの歴史を振り返るポスター類、
各所からお借りしたというユニフォーム類、
会社及び個人の物持ちのよさから来る、文献・原資料類、
(流行の)蟹工船を含めたプロレタリア文学の雑誌なども、興味深かったです。
(いしどう)
ライブラリー見学記 †
後半はライブラリーの見学をしました。
3つの書庫と閲覧室、事務室で構成されるライブラリーはどこも資料でいっぱいでした。
寄贈資料がほとんどというお話でしたが、
蔵書構成やスペースの問題から、選書作業が大変そうだなと感じました。
産業技術資料館の資料、寄贈品、書庫整理のボランティアなどのお話から
ライブラリーの資料の底知れなさを感じました。
書庫の中には、まだまだ未整理の資料の山がいくつもあり、
これら資料たちが日の目をみる日が来ることを願います。
(すえだ)
↑ほんとうに!
未整理資料が山になっている様子に、なぜかこちらが「早く整理しなくては・・・」という思いに駆られてしまいました。(みつもり)
↑同じく!!
目録取ったりするのは難しそうですが、整理し甲斐のある場所でしたね。
紙資料だけでなく家具や道具類等も含めた、多岐に亘る資料のタマゴ達が眠っている書庫は、
お宝探しのようなドキドキ感がありました。
「ライブラリー」という名前がつきつつも、様々な資料を残そうとする努力に頭が下がります。
館員の方、ボランティアの方・・・大阪のパワーって、すごいですよ!
(いしどう)
KJさんをさがして (その2) †
関西ミーティングに参加した、ことのながや記録
前回、関西ランチミーティングに参加させてもらったので今回が2度目。
関西では2度目の開催となるこの「遠足」。
発表とか報告会とかまじめっぽいのもいいけど、「遠足」とかいう軽いノリの企画を関東でもやりたい!
という声はあがっているものの、関東ではまだ一度も開催したことがなく、
関西勢のこのノリはどこから生まれるのだろう?という秘密を探るべく電車に飛び乗りました。
エルライブラリーは、ほかに見るべきポイントはいろいろあったと思うのですが、
ともかく自分にとっては展示自体の内容が印象的、でした。
今まで何気なく考えていた「働く」ということを改めて考え直す良い機会に。
谷合館長には展示の解説に、図書館について、さらには舞台裏までみせていただき、本当に感謝。
(ありがとうございました!)
その後の、お茶会、懇親会はゆるゆると。
Lifo以外でも何度か顔を合わせているらしい様子の関西メンバーは、
わきあいあいとにぎやかで居心地が良いひととき。
とはいえ、よそものの自分もあたたかく迎えてくれる、そんな雰囲気でした。
関東遠足もやりたいですね。
(ところで「秘密は?」)